2018-01-01から1年間の記事一覧

きょうしか書けないことがある気がした

特に心に溜まっている書きたいことがあるわけではないけれども、今日しか書けないことがある気がした。 いや、いつだって書けることだ、きっと。それくらいにあるひとりの人間の思考は有限であり、そして逆に言えば忘れていってしまうことも毎日無限にある。…

「主体」になるということ

www.jstage.jst.go.jp 見かけて気になったので、「思いやり」と「かげぐち」の体系としての社会、という以上の論文を読んだ。1994年の論文だそうだが、(奇しくもわたしの生まれた年と同じだが)、全く古びることのない名文だった。社会学系論文に全く明るくな…

鍵がない

心が悲しい気持ちで満たされると本当にしっかり思考が空回りする。行動を起こしさえすればそれなりに幸福感を得られそうな事柄に手出しする元気もわかない。それがどんなに簡単なことであったとしても、だ。 久々に鬱屈していた。この気分はなりはじめてしま…

何も考えたくない。 家に白くて足袋のように親指だけ離れている靴下がある。確かどこかに宿泊した時に浴衣についてきたものをそのままもらってきてしまったのだと思う。わたしが履いた靴下が誰かにリサイクルされることはないだろうからもらって悪いものでは…

自分の人生を切り売りするような文章を書いたら終わりだと思っていた。小説を書くならその人間を外から動かす神になるべきで、その登場人物の「心情を理解」する存在でなければならないと。しかしそれで文字を書くのを諦めてしまうほど馬鹿馬鹿しいことはな…